「G20 持続可能な成長のためのエネルギー転換と地球環境に関する関係閣僚会合」に付随された「G20イノベーション展」の取材記 日立オートモティブシステムズメジャメント株式会社様 水素ステーション編

最終更新日

水素ステーションジオラマ

G20 イノベーション展

令和元年6月15日・16日と長野県の軽井沢町にて
G20 持続可能な成長のためのエネルギー転換と地球環境に関する関係閣僚会合
が開催されています。

G20
G20

世界の関係閣僚・研究者による環境問題やエネルギー転換に関するサミットです。

それに付随して行われる「G20イノベーション展」という展示があり、
水素エネルギー、海洋プラスチックごみ対策、イノベーション等、
日本最先端のエネルギー・環境関連技術の展示が行われています。

G20 イノベーション展 入口
G20 イノベーション展 入口

今回は折角の機会なので軽井沢まで遠征をし、
展示で紹介されている技術などを、
スタッフの方に取材を行いました。
とはいえ、ド文系の私が質問し伺う為、内容の濃さは保証できませんが。(笑)
何回かに分けて記事にしますので、宜しければお付き合いください。

水素ステーション 展示

日立オートモティブシステムズメジャメント株式会社様の
水素ディスペンサー展示を拝見しました。

ENEOS 水素 ステーション
ENEOS 水素 ステーション
水素ステーション ディスペンサー
水素ステーション ディスペンサー

最初の展示であるこちらのコーナーを拝見していると、
関西から来られた心優しき男性Yさんが声をかけてくださり
ご親切にも概要を説明して下さいました。

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水素ディスペンサー

80MPa(メガパスカル)のガスタンクから高圧力で水素を、
水素自動車の 70Mpaガスタンク へ充填できます。
自動車側のガスタンクの圧が低いことで逆流しないとのことでした。

車側のガスタンクに樹脂のライナーを巻いており、
85度以上になると少し溶けてしまうことがあります。
ガスを充填するとタンクが膨張する為に発熱し 赤外線通信でそれを感知し、
上がりすぎないように送る速度をゆっくり流したり、冷したり、
情報をとりながらコントロールするハイテクな機能も備えているそうです。

この種のディスペンサーはTOKICOというメーカーと、タツノという大手が生産しているそうです。

2025年までに全国に320ヶ所の水素ステーションを目標としている

目標として2025年までに全国に320ヶ所の水素ステーションを設置する事が目標とされているそうで、
その数では当然足りておらず、50kmに1個という数は最低限でも必要とされています。
その数では大都市にしか設置できないそうです。

物が広がる場合、台数は少ないと値段は絶対に下がず、
一桁量が増えたら値段がドーンと下がるようになっており、
出だしは国の多少の補助が無いと広まるものではないそうで、
そうした意味で国のインフラ支援が必要であるそうです。

環境問題などの合理性が、経済合理性を緩めることができれば、
インフラ支援の大義名分になることも考えられます。

しかし、日本は世界的に見て水素ステーションの設置補助を盛んに行っている方で、 経済産業省が主導で 行っているそうです。

ガソリン車よりも水素車の方が安全

Yさんが「これが一番大事なこと」と前置きした上で、
ガソリン車よりも水素車の方が安全とおっしゃいました。

ガソリン車がぶつかって炎上する危険性があるが、
水素車は仮に漏れたとしても「拡散」が早いため引火する前に散ってしまう為、
爆発炎上するリスクは極めて少ないそうです。

原子力発電所の水素爆発は、
単純に水素をためてしまって蛍光灯の火花で引火してしまったのが理由で、
本来は水素が溜まらない様に抜けていく設計になっている為、
イレギュラーな事が無い限りは圧倒的に安全とのことでした。

水素エネルギーの生産コストは?

現在の水素エネルギーは安くなく、
ガソリンの方が重油の値段が安いため、
高くついてしまうそうです。

しかし、日本の経済的環境が変化し、
電気料が安くなった暁には、
水を分解して水素エネルギーを安価に取り出すことも夢ではないそうです。

それを運ぶインフラなど多方面の協力も必要になってきます。

水素エネルギーが活用される社会になっていくと、
世界中どこでもエネルギーが作れるようになり、
アフリカの貧困などのバランスが崩れてくるようになるそうです。

産油国のサウジアラビアはエネルギーに対する危機意識が高く、
大規模なソーラー発電を推進しており、
むしろ日本が他国に比べると危機意識が薄いそうです。

現在のように水素エネルギーに注目が集まるのは、
エネルギー問題の危機管理の面で喜ばしいことである。と、話されています。

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水素エネルギーに関する概要をご紹介下さった親切なYさんは…

これほど色々な質問に答えてくださり、
専門的な事を分かりやすく解説して下さったYさん。

実は、再生エネルギーを使用して自動車へ充填するステーションを作られている企業の方で、
講演などもされている立派な方だったのです。

そして、この展示の企業がお客様という立ち位置だった為、
展示スタッフ不在にて説明して下さったそうです。

「情報を正しくお伝えしたかった」
という気持ちで解説して下さったそうで、
私もその気持に答えられるよう、
この記事にまとめました。

いやぁ、こういう場所へ来ると、意外な出会いがあったりするものです。
Yさんにはこれからも日本の水素エネルギーインフラ発展でご活躍される事を期待しております!

有難うございました!

水素ステーションジオラマ 解説
水素ステーションジオラマ 解説
水素ステーションジオラマ
水素ステーションジオラマ

最後に、Yさんの企業で設置されているであろう水素ステーションのジオラマも掲載します。

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